コレステロールと高脂血症

うちの姑の口癖は、「コレステロールが高い」。健康には人一倍気を遣っていて、定期健診もマメに受けているのですが、いつもコレステロール値が高めなのです。この前は、食事に関する注意事項をまとめたチラシを病院からいただいてきました。「参考にして」と渡されたので、食事を預かる私としても少し勉強しなくてはと思っているところです。コレステロール値が高いということは、高脂血症にかかっているか、その予備軍の状態にあるわけです。高脂血症そのものは、コレステロール値が高い場合と、中性脂肪が高い場合、そしてその両方の場合が含まれます。

高脂血症の食事療法

高脂血症の食事療法のポイントは、大きく3つに分けられます。まずは「エネルギー摂取量」。適正なエネルギー摂取量は、次の計算式で求められます。「身長(m)×身長(m)×22×身体活動レベル=1日の適正エネルギー(kcal)」*身体活動レベルは、「1日に1時間程度の歩行、軽作業・事務職など=25〜30」「1日に2時間程度の歩行、立ち仕事、小さな子供のいる主婦など=30〜35」「重労働、農業・漁業・建設業など=35〜」が目安ですね。そして「摂取を控える食品」摂取を控える食品は、飽和脂肪酸とコレステロールを多く含んだもの。飽和脂肪酸は動物性脂肪に多く含まれるため、肉の脂身、バター、チーズ、生クリーム、チョコレートなどを避けるようにしましょう。コレステロールの多い食品としては、卵類(鶏卵、イクラ、タラコ、筋子など)、イカ、タコなどが挙げられます。また、中性脂肪を高めるアルコール、ジュース類、お菓子などは摂りすぎに注意を。そして多く摂取したいのは、食物繊維やビタミン類。コレステロールの排泄を促す食物繊維の多い食品は、根菜類、豆類、海草、キノコ類など。コレステロールの酸化を防ぐビタミンEやC、βカロチンを含む緑黄色野菜、イチゴ、レモンなども積極的に摂取しましょう。また、油を摂る場合は不飽和脂肪酸を含んだオリーブ油、ゴマ油、大豆油などの植物油を。ただ、これらの食品も摂りすぎては逆効果。高脂血症の食事療法で最も大切なのは、エネルギー量と栄養バランスです。いま日本では成人の3、4人にひとりが高脂血症と言われています。これを機に、皆さんも食生活を見直してみませんか?


楽天で探す
楽天市場

高脂血症の原因

原因には、遺伝による体質的なものもありますが、食べ過ぎ、肥満、飲酒、運動不足などに起因することが多いようです。要するに生活習慣病ですね。さらに、女性は更年期を境にコレステロール値が上がりやすいとのこと。高脂血症は自覚症状がないので、気づかずに過ごしていると、さまざまな合併症を引き起こします。動脈硬化が進んで心筋梗塞や狭心症、脳梗塞につながったり、腎臓や膵臓の障害、眼底の異常など、命に関わるものも少なくないのです。そうならないための治療法の基本が、食事療法。どんな点に気をつければいいのか、挙げてみましょう。